新しい研究主題について
新しい指導要領の中で,共通事項という項目が提示されました。新たな研究主題を考えるときに大きく参考にするべき事項だと考えています。この共通事項は,小学校,中学校の9年間で身に付けさせたい事項であるととらえました。
小学校 図画工作科
(1)「A表現」及び,「B鑑賞」の指導を通して次の事項を指導する。
ア 低 自分の感覚や活動を通して,形や色などをとらえること
中 自分の感覚や活動を通して,形や色,組み合わせなどの感じをとらえること
高 自分の感覚や活動を通して,動きや奥行きなどの造形的な特徴をとらえること
中学校 美術
形や色彩,材料,光などの性質や,それらがもたらす感情を理解すること
(ア)の事項は,
形や色=<材料や色彩>をとらえ(低)
形や色=<材料や色彩>を組み合わせ とらえ(中)
動きや奥行き=<材料や色彩>の特徴をとらえ
形や色彩,材料,光などの性質がもたらす感情を理解する。
(ア)の事項は,まとめてみると,材料や色彩をとらえることとおさえました。
とらえるというのは,材料や色彩の特徴に気が付いて<造形活動の中で活用できる>ことと考えています。イ 低 形や色などを基に,自分のイメージをもつこと
中 形や色などの感じを基に,自分のイメージをもつこと
高 形や色などの造形的な特徴を基に,自分のイメージをもつこと
中学校 美術
形や色彩の特徴などを基に,対象のイメージをとらえること
(イ)の事項は,
形や色から自分のイメージをもつ(低)
形や色の感じを基にイメージをもつ(中)
形や色の造形的な特徴からイメージをもつ(高)
形や色彩,材料,光などの性質がもたらす感情を理解する。
(イ)の事項は,まとめてみると,材料や色彩からイメージをもつこと。
イメージをもつというのは,<発想や構想する>ことと考えています。 共通事項から,義務教育の9年間で育みたい子供の力を考えると
形や色,材料の特徴をとらえ,それがもたらす感情を理解し,対象のイメージをもつことができる子供。
そのために,
その1
子どもに,形や色彩への気づきをより強くもたらす授業
その2
児童自身が抱いた(直感的に浮かんだ)イメージを具体化する方策
自己評価や相互鑑賞の場面で,話合いを入れるなどして,捉えた(心に浮かんだ)形や色を具体的にする場面やワークシートの工夫
<書きかけ事項>